英語資格の勉強、言語習得において四技能の上達は欠かせません。四技能の上達を図る上で、どのような勉強法をすれば良いのかについて考えたいと思います。
リーディング能力とライティング能力に関しては、習慣的にニュース記事を読むことです。人間誰しも興味のあるトピック(スポーツ、文化、科学など)があると思います。英語能力が低い時に読解力を向上しようとして難解な本の読書に取り組んでも、挫折してしまい、英語学習に嫌気が差してしまうのがオチだと思います。対して興味のあるトピックに関する記事を読むと、理解しようと努力するがために、語彙の意味を調べたりすることで読解力の改善が期待できます。オンラインにあるニュース記事はバラエティーに富んでおり、小難しい内容に限らず、エンタメやスポーツ等の記事も多数存在します。関心がある内容に関する記事を調べ、理解することが最初のステップになります。ただ、同じ内容の記事を繰り返し読んでいても、長期的な読解力の向上にはつながりません。辞書を使わずに記事の内容を8割程度理解できるようになったら、異なるトピックの記事を読み進めていくと良いでしょう。このステップを反復していけば、更なる読解力向上が見込めると思います。記事を読み進めることで、どのような文法や語句を組み合わせて文章が構成されているのかを知ることができます。記事にある構文を真似して自身のライティングに活用することで、思いのままに文章が書けるようになると思います。CNNやBBCといった様々なテーマを網羅しているニュースメディアの記事を読むのも良いですし、特定のテーマに焦点を当てているニュースメディア(Harvard Business や Scientific American)の記事を読むのも効果的でしょう。
リスニング能力とスピーキング能力については、英語を第一言語とする話者と積極的に会話を試みることが一番効果的だと思います。全く英語学習の経験が無い状態から、ネイティブの会話スピードについていけるようになり、内容を理解できるようになるまでは1年半ほどかかります。この時間には個人差があり、違いは語学の才能などとよく言われるのですが、私はどれだけ英語が取り巻く環境に身を置いたかの違いだと思います。学習以外の課外活動(スポーツや合唱団など)でネイティブが多数在籍するコミュニティーに身を置いた人は、身を置いていない人と比べて、上達速度が速かったように感じます。スピーキングに関しても、どのような発音、発声をすれば、話している内容が理解されるのか知ることができます。英語を母語としない話者たちのコミュニティで言語の上達を図るのには、やはり限界があります。自分の想いや考えがうまく伝わらないことに最初はストレスを感じるかもしれませんが、ネイティブとの会話を継続することで、確実にリスニング能力とスピーキング能力の上達を実現できると思います。
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