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執筆者の写真Kiyoyasu Takechi

SAT対策 - 目標点数に到達するには -

更新日:2023年10月22日



SATと聞くと、「アメリカの大学への出願に使うテストであり、日本の大学への出願とは無縁なもの」と認識している方がほとんどなのではないでしょうか。しかし、難関私立大学や国立大学の出願など、SATの結果を出願要件の一つとして組み込んでいる日本の大学もあります。


SATの構成と目標点数

SATは1600点満点のテストで、大きく二つのセクションに分かれています。英語と数学が各800点満点で採点されます。英語は細かく分けるとリーディングと文法問題のセクションに分かれています。アメリカの名門大学、東京大学などの日本の難関国立大学への出願では

1500点以上、難関私立大学ではおおよそ1400点以上を目標にすると良いでしょう。元々ネイティブ向けに作成されたテストであり、日本人学生には難しいとされているSATですが、どのような対策をすれば、目標点数に近づけるでしょうか?


SATの数学セクション


海外の滞在年数、もしくはインターナショナルスクールや現地校に通った年数が少ない日本人の学生には、数学のセクションで得点を上げることをお勧めします。日本で初等教育や中等教育、高等教育の数学の内容を理解している生徒からすると、SATの数学は易しいものです。日本の教育を受けていない生徒でも、数学の基礎を抑えれば高得点を狙うことができます。数学の基礎を既に抑えている状態にある生徒は、過去のSATを演習問題として取り扱うことで、満点に近づくことができます。基礎固めが必要な生徒は、問題を解く前に数学的概念の理解に努め、理解が深まってから問題に取り組むことで、得点アップが期待できます。


SATの英語セクション


SATの英語は、日本人が苦手とするセクションです。特に英語での学習経験が少ない学生にとって、リーディングの内容を把握するのは非常に難しいです。リーディングの対策方法としては、日々英語の本やニュース記事を読み、分からない単語を調べる地道な作業になると思います。単語量を少しずつ増やし、読解力を上げることで、難解な文章に徐々に対応できるようになります。ライティングはリーディングと比べると、比較的易しいセクションになります。最初は文法の基本的なルールを学ぶことをお勧めします。特にセミコロンやコロンなど頻出する文法ルールを覚えることが、高得点を獲得する上で必要になります。また、SATに限らず他のテストの試験対策として有効なのが、試験本番と同じような環境で過去問題に取り掛かることです。この対策を行うことで、試験本番での緊張や集中力の欠如に悩むことが大幅に少なくなると思います(指定の試験時間内に解く練習をするなど)。


最後に

当塾ではSATの指導も実施しています。前述の学習方法を使用し、生徒の目標得点到達に尽力します。SATの得点向上を図る上で、基礎を徹底的に固め、徐々に演習問題を解き進めることがどのセクションにおいても重要になってきます。当塾では、SATの受験経験者が指導にあたり、生徒の実力をつけることを約束いたします。是非一度、無料体験授業をお試しください。
















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