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  • 執筆者の写真Kiyoyasu Takechi

教育におけるAI翻訳の実用性

更新日:2023年10月22日

今回は、AI翻訳と教育にどのように応用できるか考えてみたいと思います。AI翻訳とは、人々の口語や音声を多言語に翻訳する技術です。有名なものとしては、Google Translateなどが挙げられると思います。私もインターナショナルスクールに入った当初は英語が全くできなかったので、Google Translateを駆使して、先生の説明を理解しようとしていました。私の感覚ですと、英語を完璧に聞き取れるまで大体1年くらいはかかると思います。その一年の間にAI翻訳技術を活用することで、言語の障壁を破り、他教科の学習に支障が出ないように工夫できると思います。


Google Translateだと単語や文章の意味を他の言語に訳すまでに、二つのステップを要します。まずは、先生が他言語で話している内容を聞きます。これが最初のステップです。その次に、聞いた内容をコンピュータに打ち込んで、母国語に訳します。この二つ目のステップを踏むことで、ようやく内容を理解できるようになります。ただ、音声翻訳を使えばもっと効率的に言語学習に取り組むことができます。SKype Translator や Microsoft Translatorでは、話し相手が他言語で語っている内容を即座に(3秒くらいのラグはあります)母国語に訳してくれます。この技術を使うと、日本語もできて英語も流暢に話すバイリンガルを講師として登用しなくても良いのです。これは私が講師の採用戦略を考えていた時なのですが、IBなどのカリキュラムを履修していて、さらに高得点で最終試験を終えているバイリンガルの生徒を見つけるのは中々難しいものです。AI翻訳技術を活用すれば、日本語が話せない講師であっても、日本人で日本語での指導を希望している生徒にも指導を行えるのではないかと考えます。国際的な学力テストなどをみても、日本人の平均的な学力が高いことは明らかなのですが、他国籍の講師を取り入れることによって、より高度な教育が行えると思います。


特に言語学習に関しては、AI翻訳技術と外国人講師の組み合わせは非常に効果的だと思います。日本人で英語も流暢に話される方は確かに一定数存在するのですが、やはり特有の訛りであったり、日本語のアクセントが微妙に入ってしまい、ネイティブが使う英語とは言えません。先ほど言及した組み合わせを使用すれば、英語が全くできない生徒でも、最初から外国人講師の英語に触れることができ、ネイティブに限りなく近い発音ができるようになることで、将来コミニュケーションに支障が出ずに済むと思います。確かに日本語を話せる外国人教師や講師を雇っている学校、学習塾などは存在しますが、地方や英語を公用語としない国でこのような人材を見つけるのは難しいのではないでしょうか。翻訳の精度自体はまだまだ改善の余地がありますが、革新的な技術の活用は教育の質の向上に限らず、地域格差(人材の不足)の是正にもつながると思います。





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